形容かたち)” の例文
切られどうさへ見えぬ此形容かたち何卒なにとぞ御情に御とむらひ下され度と涙ながらに頼みければ出家は點頭うなづき其は心やすき事かな早々さう/\生死のまよひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
背中を一つ喰はせて遣ると、いひ/\/\と笑やがつたが、其笑ひ様つて言つたら、そりや形容かたちにも話にも出来ねえだ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)