さかひ)” の例文
さはあれ強ひて直ちに拿破里に往かんとならば、あぶなげなくさかひを越させ申さんことも、亦我等の手中に在り。留りて此樂園に居らんとならば、それも好し。
遼邈之地とほくはるかなるくになほ未だ王沢うつくしびうるほはず、遂にむらに君有り、あれひとこのかみ有り、各自おの/\さかひを分ちて、もつて相凌躒しのぎきしろふ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)