“強意見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こわいけん69.2%
こはいけん30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但し慾気のないのが取柄とは、ほかからの側面観で、同家のお辰姉たつねえさんの強意見こわいけんは、ややともすれば折檻賽せっかんまがいの手荒い仕打になるのである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
……おふくろ、のら息子でも、たまにゃあ孝行してみせるから、また眼にかどたてて強意見こわいけんなど云いなさんなよ
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「旦那樣がいらつしやる前でした。——でも旦那樣が二階へいらしつて、強意見こはいけんが始まつたので、私は入れ違ひに階下したへ降りてしまひました」
八五郎でなくともこれは當然の推理すゐりで、宵のうちに清太郎を追つて二階に行き強意見こはいけんをして降りて來たといふ、主人の六右衞門が下手人でなければ、曲者は