“弱輩”の読み方と例文
読み方割合
じゃくはい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弱輩じゃくはいな自分にはこの機合きあいがまだみ込めなかったもんだから、原さんの前に立って顫えながら、へどもどしていると、原さんも気の毒になったと見えて
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
Hさんは黙って煙草たばこを吹かし出した。自分は弱輩じゃくはいの癖に多少云い過ぎた事に気がついた。手持無沙汰てもちぶさたの感じが強く頭に上った。Hさんは庭の方を見ていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)