“じゃくはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若輩89.5%
弱輩10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや若輩じゃくはい過ぎし様なりしが、贋金を見せられ、片膝ついてぱらぱらと金をおとすあたりより、ぐつと引つ立ち、官左衛門に渡しし金も同じ贋金なりと聞き
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
大金にうとも惜しからじ、香木に不相応なる価を出さんとせらるるは、若輩じゃくはいの心得違なりと申候。
弱輩じゃくはいな自分にはこの機合きあいがまだみ込めなかったもんだから、原さんの前に立って顫えながら、へどもどしていると、原さんも気の毒になったと見えて
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
Hさんは黙って煙草たばこを吹かし出した。自分は弱輩じゃくはいの癖に多少云い過ぎた事に気がついた。手持無沙汰てもちぶさたの感じが強く頭に上った。Hさんは庭の方を見ていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)