“度気”の読み方と例文
読み方割合
たげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振り返ると、日蔭に咲いた花のような、若い淋しい娘が一人、物言い度気たげに十次郎の顔を差し覗いて居ります。
踊る美人像 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
兄妹はベーカーに目礼して別れを告げ、ベーカーもまた物言い度気たげな眼をしばたたきましたが、何をはばかるのか、そのままスタスタと改札口の人ごみの中に姿を隠してしまいました。
天才兄妹 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)