度支たくし)” の例文
悍驁かんがう激烈げきれつの人であつたが、いづれも惜福の工夫などには疎くて、みな多くは勝手元の不如意を來し、度支たくし紊亂ぶんらん、自ら支ゆる能はざるに至つて、威衰へ家傾き、甚だしきは身を失ひ封をうばはるゝに及び
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)