“底倉”の読み方と例文
読み方割合
そこくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『暮したし木賀きが底倉そこくらに夏三月』それは昔の人々の、夏の箱根に対する憧憬あこがれであつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
こうして、一行は箱根底倉そこくらの明暗荘へ落ちつく。ここには昨日のうちに業務部の若い男が先着して、部屋も用意し、白米一俵と清酒一樽を取り揃えて待っていた。半平が正宗菊松にささやいた。
現代忍術伝 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)