“広河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひろかは50.0%
ひろがわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将門は猨島ぐんの葦津江、今の蘆谷といふところに蟄伏ちつぷくしたが、猶危険が身にせまるので、妻子を船に乗せて広河ひろかはの江にうかべ、おのれは要害のよい陸閉といふところに籠つた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼の妻子をのせた三艘の苫船とまぶねは、なるべく、葦やよしの茂みをさおさして、臆病な水鳥のように、まる一昼夜を、北へ北へ逃げ遡り、やがて広河ひろがわのあたりに、深く船影をひそめて、ひとまず
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)