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幾種
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いくいろ
ふりがな文庫
“
幾種
(
いくいろ
)” の例文
冷やかなる
石卓
(
いしづくえ
)
の上にて、
忙
(
いそが
)
わしげに筆を走らせ、小おんなが持て来る
一盞
(
ひとつき
)
の珈琲の
冷
(
さ
)
むるをも顧みず、あきたる新聞の細長き板ぎれに
挿
(
はさ
)
みたるを、
幾種
(
いくいろ
)
となく掛けつらねたるかたえの壁に
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
師匠は師匠で、そんな折に余り害にならない薬を
幾種
(
いくいろ
)
か持合せてゐる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
忙はしげに筆を走らせ、小をんなが持て来る
一盞
(
ひとつき
)
の咖啡の
冷
(
さ
)
むるをも顧みず、明きたる新聞の細長き板ぎれに揷みたるを、
幾種
(
いくいろ
)
となく掛け
聯
(
つら
)
ねたるかたへの壁に、いく度となく
往来
(
ゆきき
)
する日本人を
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
“幾種”で始まる語句
幾種類