幾升いくます)” の例文
陶は毎日馬といっしょに飯をっていたが、その家の容子ようすを見るに煮たきをしないようであった。馬の細君の呂は、これまた陶の姉をかわいがって、おりおり幾升いくますかを恵んでやった。
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)