幻像イメエジ)” の例文
そんな幻像イメエジは一分位續いた。それから私は何かしきりに片言のやうなものを口ごもつてゐる。
生者と死者 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
舞台の幻像イメエジが、最も単純な姿を以て最も深きに達してゐる点、共に比類なき芸術と呼ばるべきものであつて、何れも、東西演劇の原始精神が、期せずして、後世、見事な花を開いたとも云へるのだが
劇壇左右展望 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)