“年層”の読み方と例文
読み方割合
としかさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣家の娘というはお勢よりは二ツ三ツ年層としかさで、優しく温藉しとやかで、父親が儒者のなれの果だけ有ッて、小供ながらも学問がすきこそ物の上手で出来る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そういってペコペコ頭を下げながら前に進み出たのは、四人の中でも一番年層としかさらしい、色の黒い、たくましい鬚男であった。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)