平心へいしん)” の例文
ふたりは、啓之助に襟がみをつかまれながら顛倒てんとうした。そして、何か口走ったが、それは意味をなさないくらい平心へいしんを欠いたものだった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)