トップ
>
幡随院
>
ばんずいいん
ふりがな文庫
“
幡随院
(
ばんずいいん
)” の例文
旧字:
幡隨院
はじめさんは「や、揚屋町のやつらが来やがった。」と云って、
白柄組
(
しらつかぐみ
)
の旗本を見かけた
幡随院
(
ばんずいいん
)
の身内のような顔つきをした。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
「なんて事だい、」とかっぽれは
噴
(
ふ
)
き出して、「それじゃあ、
幡随院
(
ばんずいいん
)
の
長兵衛
(
ちょうべえ
)
なんかも自由主義者だったわけですかねえ。」
十五年間
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
瀬川は、その金で母の養育を金七に頼み、
幡随院
(
ばんずいいん
)
の弟子となって名を
自貞
(
じてい
)
と改め、再法庵に住んで例の歌を作ったというのであるが父の大森通仙の方が詳しく判っている。
傾城買虎之巻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
武家の
暴慢
(
ぼうまん
)
と無道に対して、敢然として立った江戸の町奴。
放駒
(
はなれごま
)
四郎兵衛や
幡随院
(
ばんずいいん
)
長兵衛の亜流が、その頃
漸
(
ようや
)
く江戸の町を我物顔に横行して、時々は眼に余る所業もするようになって居たのです。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
幡随院
(
ばんずいいん
)
一家が出しているのが一艘に、
但馬屋
(
たじまや
)
身内で差し立てているのが一艘。同じく江戸にひびいた口入れ
稼業
(
かぎょう
)
の
加賀芳
(
かがよし
)
一家で見まわらしているのが一艘と、特志の土左舟はつごうその三艘でした。
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
「なんて事だい、」とかっぽれは噴き出して、「それじゃあ、
幡随院
(
ばんずいいん
)
の
長兵衛
(
ちょうべえ
)
なんかも自由主義者だったわけですかねえ。」
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
俺が誘いに来る。若い者たちの大喧嘩があるかも知れないのだ。どうもなあ、不穏な形勢なんだ。そこへ俺が飛び込んで行って、待った! と言うのだ。ちょうど
幡随院
(
ばんずいいん
)
の長兵衛というところだ。
親友交歓
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“幡随院”の解説
幡随院(ばんずいいん)は、東京都小金井市にある浄土宗系の単立寺院。山号は神田山。寺号は新知恩寺。本尊は阿弥陀如来。
(出典:Wikipedia)
幡
漢検準1級
部首:⼱
15画
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
“幡随院”で始まる語句
幡随院長兵衛