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ばんずいいん
ふりがな文庫
“ばんずいいん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
幡随院
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幡随院
(逆引き)
武家の
暴慢
(
ぼうまん
)
と無道に対して、敢然として立った江戸の町奴。
放駒
(
はなれごま
)
四郎兵衛や
幡随院
(
ばんずいいん
)
長兵衛の亜流が、その頃
漸
(
ようや
)
く江戸の町を我物顔に横行して、時々は眼に余る所業もするようになって居たのです。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
幡随院
(
ばんずいいん
)
一家が出しているのが一艘に、
但馬屋
(
たじまや
)
身内で差し立てているのが一艘。同じく江戸にひびいた口入れ
稼業
(
かぎょう
)
の
加賀芳
(
かがよし
)
一家で見まわらしているのが一艘と、特志の土左舟はつごうその三艘でした。
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「なんて事だい、」とかっぽれは噴き出して、「それじゃあ、
幡随院
(
ばんずいいん
)
の
長兵衛
(
ちょうべえ
)
なんかも自由主義者だったわけですかねえ。」
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
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