師家しか)” の例文
若いころ支那へ渡り、広東韶州カントンしょうしゅうの雲門山で二十年も修業し、その道では人がよもやと思うくらいの師家しかだという。
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
師家しかを追はれたのではなく脚気かつけの気味で帰つてゐるのだとか、Yは病気にもかかはらず、いつも熱心に画の勉強をしてゐるといふ近所の少年たちの評判なので
最も早熟な一例 (新字旧仮名) / 佐藤春夫(著)