“師兄”の読み方と例文
読み方割合
にい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや。……奥さまなんて。ねえ師兄にいさん、こないだの晩は、おまえといってくれたじゃありませんか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ねえ師兄にいさんてば。……おちつかないのね」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そんなむずかしい法名なんて、わたし呼ばないわ。ただ師兄にいさんて呼ぶのよ。だって、うちのおっさんは、古いご門徒もんとでしょ。だから如海兄さんが方丈さまの位置にすわるときなんかも、ずいぶんお世話したものだしさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)