“巻枠”の読み方と例文
読み方割合
リール100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
非情の巻枠リールは、クルクルとリズミカルに回って、山岸弁護士と由良の関係や、手のこんだ二人の計画を、あけすけに披露した。そのうちに、由良の声になって
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
芳夫は脇卓のところへ行くと、巻枠リールを掛け替えて、スイッチをあけた。ドビュッシイの『金魚』のメロディに乗って、由良ふみ子の、(へえ、あなただったの)という甲高かんだかい声が流れだしてきた。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
レコーダーのテープの巻枠リールが、リズミカルにクルクル回っている。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)