“リール”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巻枠50.0%
釣車50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
非情の巻枠リールは、クルクルとリズミカルに回って、山岸弁護士と由良の関係や、手のこんだ二人の計画を、あけすけに披露した。そのうちに、由良の声になって
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
芳夫は脇卓のところへ行くと、巻枠リールを掛け替えて、スイッチをあけた。ドビュッシイの『金魚』のメロディに乗って、由良ふみ子の、(へえ、あなただったの)という甲高かんだかい声が流れだしてきた。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
レコーダーのテープの巻枠リールが、リズミカルにクルクル回っている。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
現今流行し出した釣車リールにしても、紐育ニューヨークの海岸とか、日本の北海道ではよいかも知れないが、先づ微妙な魚を釣るには適さない。
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)