巫峽ふかう)” の例文
新字:巫峡
さては恩ある忘れがたみに切めては露の情もあるべきを、荒れゆく門に馬車あとたえて、行かば恐ろし世上の口と、きたなき物は人心ならずや、巫峽ふかうみづの木の葉舟かゝる流れに乘りたるお蘭が
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)