嶺呂ねろ)” の例文
此頂上に立って西北を望むと、くろほの嶺呂ねろと『万葉集』に歌われた黒檜くろび山以下の六峰から裾野のはてかけて、一眸いちぼうの中に展開するので、成程これはと首肯されることと思う。
山と村 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
さねさし相模さがみ嶺呂ねろに燃ゆる火の夜ははた赤く見ゆる頃かも
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)