山霞やまがすみ)” の例文
が歴史的には、ここの地形と京都の人煙との間には、いつも山霞やまがすみを引いて、世に不満な人間どもが反骨を養うには恰好な地の利であった所にはちがいない。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)