山部ヤマベ)” の例文
だから実際は、山部ヤマベ海部アマベの種族と言ふでふ、元日本民族の分岐エダモノ者であつたのが、多いのではないかと思ふ。
それあの山部ヤマベの何とか言つた、地下ヂゲビトの歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見しフルき堤は、年深み……年深み、池の渚に、水草ミクサ生ひにけり」とよんだ位だが、其後が、これ此様コノヤウ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)