屍骸しかばね)” の例文
そのまま腹を掻っばき、草に屍骸しかばねを埋ずめると見るや、今まで見えていた城も焔も、目に余る寄せ手の大軍も、きらびやかなりし館さえ、また座に在った美しい前髪立ちの主人さえ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はッと身慄いして、男は夢中で屍骸しかばねを足の下の谷底へ投げ込みました。
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)