小清潔こざっぱり)” の例文
如何どうするだろうと内々ない/\局の朋輩も噂していた程であったが、お秀は顔にも出さず、何時も身の周囲まわり小清潔こざっぱりとして左まで見悪みにく衣装なりもせず、平気で局に通っていたから
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
文箱ふばこに入って参りましたから、当人の悦びは一通りでございません、先ず請書うけしょをいたし、是から急に支度にかゝり、小清潔こざっぱりした紋付の着物が無ければなりません、紋が少しちがっていても宜い
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)