“小杵”の読み方と例文
読み方割合
こぎね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スリコギが小杵こぎねであったごとく、メグリギ・マハシギ等のキもまた杵であった。在来の手杵と異なる点は、くかわりにまわすことで労力がはるかに軽くなった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
スリコギのコギは小杵こぎねであるが、八重山やえやまの島などでは是をダイバノブトと謂う。ダイバはライバンのなまりですなわち擂盆らいぼん。ブトはヲットであるから擂鉢の夫ということに帰着するのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)