“小早川”の読み方と例文
読み方割合
こばやかわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、毛利方の吉川きっかわ元春、小早川こばやかわ隆景の四万の兵が、援軍として、すぐ対岸の山岳までもう来て対陣しているからである。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらぬ事のみ口走りおりたるを一先ず中之島署に保護し、当市警察に照会し来たるを以て、開校間際の多忙を極めおりし教頭、小早川こばやかわ教諭は、十一時の列車にて取りあえず大阪に急行した。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
長良川の一水をへだてた日差山ひざしやまその他には、毛利の吉川きっかわ小早川こばやかわ軍の三万余が近々と孤城のたすけに来ているのである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)