小憎こにくら)” の例文
それほど世の中は今の青年を虐待しているのである。「自我の主張」を正面からうけたまわれば、小憎こにくらしい申し分が多い。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は少々平岡が小憎こにくらしくなつたので、突然中途で相手をさへぎつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)