小動こゆるぎ)” の例文
眠つたのか、小動こゆるぎぎもせぬ。右の頬片を板敷にベタリと附けて、其顏を爐に向けた。幽かな火光あかりが怖しくもチラ/\とそれを照らした。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)