小分こわ)” の例文
それを小分こわけして見ると、三等室の患者は役員やまかなひまでに馬鹿にされることもそれだ。ほかの人は二枚も三枚も立派な着がへを持つて來てゐるのに、自分はいつも一枚しかないこともそれだ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)