“尊母(おつか)” の例文
『左様、根治とはマア行き難(にく)い病気ですが、……何卒。』と信吾の莨を一本取り乍ら、『撒里矢爾酸曹達(さるちるさんさうだ)が尊母(おつか)さんのお体に合ひました様で……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
さうして私も雅さんと一処に肩身が狭くなりたいのですから。さうでなけりや、子供の内からあんなに可愛(かはい)がつて下すつた雅さんの尊母(おつか)さんに私は済まない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)