“射干玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヌバタマ50.0%
ぬばたま33.3%
うばたま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨の節々の挫けるやうな、疼きを覺えた。……さうして尚、ぢつと、——ぢつとして居る。射干玉ヌバタマの闇。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
だが、筋々がれるほどの痛みを感じた。骨の筋々が、挫けるやうな疼きを覚えた。——さうして尚、ぢつとぢつとして居る。射干玉ぬばたまの闇。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
足から膝まで光線に浸って、着ている物の柄さえ読める。あたりをめる射干玉うばたまの夜陰に、なんのことはない、まこと悪夢の一場面であった。