寝蓙ねござ)” の例文
蚊帳は六畳いっぱいに吊られていて、きのう今日はまだ残暑が強いせいであろう。歌女寿は蒲団の上に寝蓙ねござを敷いて、うすい掻巻かいまきは裾の方に押しやられてあった。
半七捕物帳:05 お化け師匠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)