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寛怠
ふりがな文庫
“寛怠”の読み方と例文
読み方
割合
かんたい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんたい
(逆引き)
兵馬としては、これより以上の
寛怠
(
かんたい
)
はできないらしいが、その寛怠が女の足では、追従のできないほどの急速力とも見られるようです。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
かく恐ろしき
大暴風雨
(
おおあらし
)
に見舞いに来べき源太は見えぬか、まだ新しき出入りなりとて重々来ではかなわざる十兵衛見えぬか
寛怠
(
かんたい
)
なり、
他
(
ひと
)
さえかほど気づかうに
己
(
おの
)
がせし塔気にかけぬか
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
歩みぶりが甚だ
悠長
(
ゆうちょう
)
で、
旅装
(
たびよそおい
)
は常習のことだから、五分もすきはないが、両腕を胸に組んで、うつらうつらと歩いて行く歩みぶりは、いくら月明の夜だからといって、案外な
寛怠
(
かんたい
)
ぶりであります。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
寛怠(かんたい)の例文をもっと
(2作品)
見る
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“寛”で始まる語句
寛
寛濶
寛々
寛永
寛政
寛文
寛衣
寛闊
寛恕
寛大
“寛怠”のふりがなが多い著者
中里介山
幸田露伴