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密偵
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みってい
ふりがな文庫
“
密偵
(
みってい
)” の例文
「義眼を入れたレビュー・ガールの名前をつきとめるんだって、誰にも
尋
(
たず
)
ねちゃ駄目だぞ。敵の
密偵
(
みってい
)
は巧妙に化けている。
立
(
た
)
ち
処
(
どころ
)
に殺されちまうぞ」
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それも御着の
密偵
(
みってい
)
に違いないからである。こういう秋の蠅のような男をどれほど道中で見かけて来たか知れない。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ともかく計画というものは、大方、どこからか情報がもれてくるものだが、恐らくは、忠盛ほどの男だから、
密偵
(
みってい
)
の一人や二人は、しのびこませていたにちがいない。事前に、計画は
筒抜
(
つつぬ
)
けになった。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
それを案じて、吉水の学僧たちの若い人たちが実性に命じて、叡山の様子を
密偵
(
みってい
)
しにやったとみえまする
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殺されたのは、「松」こと
椎名咲松
(
しいなさきまつ
)
という男であって、これは団員となっているが、実は其の筋の
密偵
(
みってい
)
をつとめていた人物だった。椎名咲松の殺されたことは
公
(
おおや
)
けに対しての挑戦と見られた。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「ともあれ、陣所まで曳いてゆこう。——万が一、敵の
密偵
(
みってい
)
でもあったら、悔いてもおよばぬ」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あのなかは敵の
密偵
(
みってい
)
で一杯なんだろうな」
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
密偵
(
みってい
)
と睨みました」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
偵
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
“密偵”で始まる語句
密偵隊
密偵密偵機関