宰我さいが)” の例文
あるいは自分を口舌の徒と思っていたのかも知れない。そう云えば、孔子はかつて弁論の雄として宰我さいがと自分とを挙げたことがある。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
それが直弟子たる宰我さいがの口に上るはずのないことはもちろんであるが、子貢が孔子を政治の批判者、百王の批判者として絶讃していることも、『論語』における子貢に合わない。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
閔子騫びんしけんや、冉伯牛ぜんはくぎゅうや、仲弓ちうきゅうもなかなか立派である。宰我さいがや子貢は何だか生意気に見える。子夏と子游とは少しうすっぺらだ。子路は穴だらけの野心家のように思える。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
宰我さいがと子貢とは相変らず立ったままで議論をつづけた。子路と冉有とは今夜の宿の相談をした。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
哀公あいこう宰我さいがに社の神木についてたずねられた。宰我がこたえた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
宰我さいがが先師にたずねた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
宰我さいががたずねた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)