実咏じつえい)” の例文
旅中の実咏じつえいである。青葉の茂った夏木立の街道を通って来ると、魚くさいにおいのする、小さな村に出たというのである。家々の軒先に、魚の干物でもしてあるのだろう。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)