宛如まるで)” の例文
押砂河岸おしすながしで夜船を上って、阿波村に行く途中の蘆原あしはらで、急に竜次郎が腹痛を覚えた時に、お鉄は宛如まるで子供でも扱うようにして、軽々と背中に負い、半里足らずの道を担いで吾家に帰り
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)