“守成”の読み方と例文
読み方割合
しゅせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は今日、治世にありて乱を思わず、創業の後を承けて守成しゅせいを謀る者なり。時勢をことにし事態を同じゅうせずといえども、熱心の熱度は前年の君に異ならず。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかし保が助教授になっていたのは藩学の儒学部で、道悦が小学教授になっていたのはその医学部である。道悦も父祖に似て貨殖に長じていたが、終生おも守成しゅせいを事としていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)