学古がくこ)” の例文
「山城寂々五更初。愁緒千条不展舒。月苦風寒狐叫処。青燈火下写家書。」柏軒をして問安せしめた二十余人の中に、「小島学古がくこ」がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宝素は元表医師百五十俵三十人扶持小島春庵で、和泉橋通いずみばしどおりに住していた。名は尚質しょうしつ、一学古がくこである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)