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嫋嫋
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じょうじょう
ふりがな文庫
“
嫋嫋
(
じょうじょう
)” の例文
私たちの世代にいたっては、その、いとど
嫋嫋
(
じょうじょう
)
たる伝統の糸が、ぷつんと音たてて切れてしまったかのようである。
古典竜頭蛇尾
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
時鐘の取締りをうけて時刻はずれには決して鳴ることのない聖堂の鐘が、
凍体
(
とうたい
)
のような一月二十一日払暁五時の空気に、
嫋嫋
(
じょうじょう
)
とした振動を伝えたのである。
聖アレキセイ寺院の惨劇
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ただ妙に
嫋嫋
(
じょうじょう
)
として和やかな、まるで
一色
(
ひといろ
)
の闇のやうに潤んだものが彼をトップリ包んでゐた。
竹藪の家
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
晋国の巡撫から十人の女の楽人を
餽
(
おく
)
ってきた。それは皆美しい女であったが、そのうちでも
嫋嫋
(
じょうじょう
)
という女と仙仙という女がわけて美しかった。二人はもっとも曾に寵愛せられた。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
嫋
漢検1級
部首:⼥
13画
嫋
漢検1級
部首:⼥
13画
“嫋”で始まる語句
嫋々
嫋
嫋女
嫋娜
嫋竹
嫋婉
嫋美
嫋音
嫋々哀々