“姦智”の読み方と例文
読み方割合
かんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嬢が直接関係した事件ではないから、そういう点は一切不明だが、しかしそんなことくらいは、この姦智かんちけた伯爵にとっては、易々たるものであったろう。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
当時この皇帝の寵姫ちょうきに、評判の美女でマルシャという才気煥発な女がありまして、この女がまた帝にしんにゅうをかけたような浪費家であり、なかなか姦智かんちけて事々に愚かな帝を操縦しておりましたので
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)