妙案みょうあん)” の例文
何か妙案みょうあんがうかんだらしく、大きな両手をパチンとたたいて、そこにいた書生に話しかけられました。
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「それは妙案みょうあんだ、きみはだれをつれてゆくつもりか」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
すっかり聞きおわった明智探偵は、しばらくのあいだ無言のまま腕組みをして考えこんでいましたが、やがて顔をあげますと、何か妙案みょうあんがうかんだらしく、たのもしげな口調で答えました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)