“妖賊”の読み方と例文
読み方割合
ようぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ともすると、幻術げんじゅつをもって人をまどわす妖賊ようぞく、なにさま、陣ぞろいのまもありますゆえ、それが上策じょうさくかも知れませぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その晩からもう他人でなくなったのです、しかし、これは恐ろしいわなだったのです、父も母もその妖賊ようぞくの手に死に、私もその手に死のうとしていたのです、私は翌日、そのむすめが帰ると云うので
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「だまれ、妖賊ようぞく」忍剣は耳もかさない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)