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妓女
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おんな
ふりがな文庫
“
妓女
(
おんな
)” の例文
教坊府
(
きょうぼうふ
)
の
妓女
(
おんな
)
たちが、演舞の余興をすまし終ると、たちまち、彼女らの
紅裙翠袖
(
こうくんすいしゅう
)
は、この貴公子のまわりへ争って寄りたかり
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
招ばれて来た町方の
妓女
(
おんな
)
を擬し、白拍子の
静
(
しずか
)
の仮装をした、織江がそこに坐ってい、桐島伴作が付いていた。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
窃
(
ひそ
)
かに近づいてみると、
件
(
くだん
)
の女性は、遠い処の
妓楼
(
ぎろう
)
から脱け出して来た
妓女
(
おんな
)
らしく
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
いや、高俅が内々、この君へ傾倒していたわけは、教坊の
妓女
(
おんな
)
たちが、あんなに騒いだのを見てもわかる通り、たいへん
粋
(
すい
)
な貴公子だと、かねがね聞いていたからでもあった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
隙
(
ひま
)
に、又も
妓女
(
おんな
)
の屍体を肩にかけてドンドン山の方へ逃げ出したが、エライもので、とうとう山伝いに画房まで逃げて来ると、担いで来た屍体を
浄
(
きよ
)
めて黛夫人の残骸の代りに床上に安置し
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“妓女”の意味
《名詞》
妓女(きじょ 別表記:伎女)
芸妓、遊び女。
(出典:Wiktionary)
“妓女”の解説
妓女(ぎじょ)は、中国における遊女もしくは芸妓のこと。娼妓、娼女という呼称もある。歌や舞、数々の技芸で人々を喜ばせ、時には宴席の接待を取り持つこともあった。娼婦を指すこともある。
(出典:Wikipedia)
妓
漢検準1級
部首:⼥
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“妓女”で始まる語句
妓女蘇三