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如是
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によぜ
ふりがな文庫
“
如是
(
によぜ
)” の例文
私が数語を以て問へば数語を以て答へるのみである。この地の処女に
如是
(
によぜ
)
の
躾
(
しつけ
)
もあることを思ひ、興あることに思つたので、
挨拶
(
あいさつ
)
をして其処を去つた。
イーサル川
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
私は志を抱いて
維也納
(
ウインナ
)
からミユンヘンに転学した当時は、部屋を得るに困難なこと
如是
(
によぜ
)
であつた。但し是は貧しい留学生の私を標準としての有様である。
南京虫日記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
『ぼくの妹の靴
紐
(
ひも
)
が長過ぎますから、切つてやらうとおもひます。
小刀
(
こがたな
)
を持つて居りませんか』かういふのであつた。私が非常に骨折つて理解した独逸語は
如是
(
によぜ
)
のものに過ぎぬ。
イーサル川
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
男女はやはり
如是
(
によぜ
)
である。僕は稍不安になつて来たけれども、これは気を落付けなければならぬと思つて、少し後戻りをして、香柏の木かげに身をよせて立つてその接吻を見てゐた。
接吻
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
“如是”で始まる語句
如是我聞
如是閑
如是因
如是縁
如是観
如是報
如是相
如是果
如是縁庵
如是作