如是かくのごとき)” の例文
侠もた遊廓内に何権理なにけんりとか名の付く可き者なり。而して紅葉は実に如是かくのごとき妙法の功力を説法せんとの意ありしや否やはかく、佐太夫なる人物は宛然たる粋の女王なり。
私は先輩の医員の後ろの方から、先生の如是かくのごとき態度を覗見のぞきみながら、先生の「問診」がすなわち既に「道」を楽しむの域に達しているのではなかろうかなどと思ったことを今想起する。
呉秀三先生 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)