好敵手こうてきしゅ)” の例文
その好敵手こうてきしゅと思う者がしゅとしてみずから門閥の陋習ろうしゅうを脱したるが故に、下士はあたかも戦わんと欲してたちまち敵の所在をうしなうたる者のごとし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ああ、怪人二十面相、名探偵明智小五郎の好敵手こうてきしゅ、怪人二十面相。人形怪人が、あの二十面相だったとは。そのとき、シーンとしずまりかえったへやの中に、わらいごえが、ひびきわたりました。
怪人と少年探偵 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
好敵手こうてきしゅ
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)