好々よしよし)” の例文
で、自分が幾度か、その名を訊ねてみたが、ただ好々よしよしとばかり答えられて、明かされなかった。——もしや、諸葛孔明しょかつこうめいとはその人ではあるまいか
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
書物はよめるかえ、消息往来庭訓ていきんまでは習ったか、アヽ嬉しいぞ好々よしよし、学問も良い師匠をつけてさせようと、慈愛はつきぬ長物語り、さてこそ珠運が望み通り、この女菩薩にょぼさつ果報めでたくなり玉いしが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
日常、善悪何事にかかわらず司馬徽は、きまって(好々よしよし)と、いうのが癖だった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
好々よしよし、好々」と、いいながら笑った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)